重症のときの対処方法

前のページでは、軽症のときの使い分けを扱いました。続いて重症のときの使い分けを勉強しましょう。

重症の場合には迷うことなく、119番して救急車を要請してください(※2)。119番では、「消防か救急か」,「住所(現在地)」,「電話番号」,「患者の症状」,「性別」などを聞かれるので、慌てずに答えましょう。

(※2) かかりつけの医に重症患者にも対応できるだけの設備があるなら、かかりつけ医に診てもらうのも良いでしょう。ただ、かかりつけ医までの距離が遠い場合、搬送中に容態が悪化することもあるので、救急車を要請する方が安全です。

Fig.1 夜間救急の使い分け

翌日の対処方法

夜間救急はほとんどの病院で不採算(赤字)部門です。また、担当医は慢性的に不足しております。このため、救急指定されているものの、実のところは医師が1人しかいない、といった病院もあり、専門は外科だが内科の診療も行わざるを得ない、といったケースもあります。

このような状況では当然、診断結果や治療方法が適切でないことがあります。診断結果に納得がいかない、あるいは、全く症状が良くならないようでしたら、違う病院をあたってみましょう。もし、緊急でないようなら翌朝まで待って、かかりつけ医あるいは専門医に診察してもらいましょう。

民間救急や救急救命センターは?

上記の対処方法の中に民間救急や救急救命センターが出てこないことに疑問を感じた方もいらっしゃるでしょう。まず、民間救急については、その名前から民間の救急車のようなイメージがありますが、緊急を要する患者の搬送を目的としたものではありません(詳しくは特集!民間救急-新しい医療体制-を参考にして下さい)。救急救命センターについては、医療機関からの要請により診療を行う三次救急医療機関であり、患者の要請に応じるものではありません。

最後に

賢く使い分けよう!などと偉そうなことを言っておりますが、ここに記したことは一般的な使い分けに過ぎません。漠然と「かかりつけ医」や「医療機関案内サービス」ではなく、お住まいの地域の病院やサービスに置き換えて、本当に使える夜間救急図を作ってみてください。

2005/9/18

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