マタニティー中のボディマッサージは赤ちゃんの為にもあまりしてはいけない!といった情報がありますが、実は妊婦さんがマッサージすることはとてもいいことだったのです!!妊娠中から産後のケアまで、今までの常識が変わるマタニティーマッサージを説明いたします!
実はマタニティーマッサージの歴史は古く、今から35年前に東京のサロンではマタニティーマッサージの施術をやっていたと言われております。
今ではサロンなどでもよく見かけるようになったマタニティーのボディマッサージ。敏感な体になっているため極力しない方がいいと言われていました。日本では妊娠中のヨガもあまりよくないと言われていますよね。しかし、欧米の妊婦さんの間ではマッサージすることはいいことだと言われていてマタニティーマッサージの仕方が広まっているのです。先進国でありながら体の健康についてはまだまだ遅れている日本。ヨガも海外ではむしろ妊娠している方に進めているほどです。
妊娠は母体の体が変化していき、ホルモンの関係からとても不安になってしまったり、赤ちゃんがお腹の中で大きくなっている過程で便秘、頭痛、こり、腰痛、むくみ、などなど母体に様々な影響が出てくることも。そんな妊娠の変化のストレスを少しでも和らげられるように考えられたのがマタニティーマッサージでした。
アロママッサージやタイ古式マッサージなど数ある中でどんなマッサージがいいのか。それは妊娠初期、中期、後期によっても変わっていきます。妊娠してからは体が変わっていくに当たり、臨月ともなってくると大きなお腹を抱えてのマッサージの予約を取っていくのも結構つらいもの。日々の生活が制限されていく中、何か少しでもストレス発散して安心して出産できるように、体の辛い部分を少しでも緩和できるように注意点やどんなことをやったら効果があるのかを見ていきたいと思います。
妊娠初期は、体が変化していき、ホルモンのバランスも崩れやすいため最も母体にとってデリケートな時期となります。つわりが出るのもこの時期です。お腹が膨らんでいないためうつぶせになるのが大丈夫と思っていても、広がっていく子宮を圧迫させてしまうので避けたいところ。足裏マッサージや子宮付近のマッサージをすると子宮に負担がかかり影響が出てきやすくなります。骨盤が広がり腰痛が出やすいので、うつぶせにならない施術をしてくれる整体や整骨院、サロンを選びましょう。妊娠していると断られるお店もあったりつわりがひどくて外出できないときもありますが、その時は辛い部位をじんわりと温めるだけでも効果があります。
妊娠中期は妊娠生活の中で最も安定しているとき。マッサージが出来る幅も広がります。足裏のマッサージもできるようになりますが、きちんと知識を持った方にやってもらわないと、子宮凝縮のツボを刺激してしまい赤ちゃんに影響があります。
血の巡りをよくするマッサージをすると肩こりや腰痛にもまた赤ちゃんの栄養にも効果が高くなります。しかし、強く刺激するマッサージは厳禁!軽く優しくつらい個所をクリームやオイルなどを使ってマッサージすることで楽になります。使用するクリームやオイルなどはハーブなどの強い成分が入っているものは避け、体に優しいものを選んでください。体が目に見えて変化していく時期。クリームなどを使って妊娠線を予防する効果もありますが、胸のマッサージやお腹のマッサージはお腹が張りやすくなります。マッサージ中にお腹が張ってきたらすぐにやめ安静にしてくださいね。
軽いストレッチなどをしてむくみやコリをためないようにするのもいいです。また自分でやる場合足のかかと、足首付近に子宮のツボがありますので避けるようにしましょう。
妊娠後期はまたデリケートな時期に入ります。むくみがひどくなったりするので無理のないストレッチなども効果的!胸のマッサージをして赤ちゃんが生まれてからの母乳の出をよくするためにマッサージを始める方も。リンパマッサージなども表面を撫でるだけで効果があると言われているくらいですから撫でるようにして、足の付け根などを優しく撫でむくみをとります。むくみ解消の靴下も効果的と言われています。
ストレッチをする場合はゆっくりとおなかに負担がかからないようにしてください。
妊娠中は体を温めることも大切です。
体のことを考えて、いつも優しく行ってください。つらい部位を温め、妊婦であることを施術してくれる方や産婦人科の先生に相談しながら行ってください。無理をしないでつらい妊娠の症状を緩和させて快適な妊娠生活を過ごしましょう。