赤や黄色と葉が色づく季節がやってきました。黄金色とも称される銀杏も主役の一つで、街路樹や学校、神社や公園など私たちにとって親しみ深い身近な木です。

美しい紅葉、実は食べると美味しく、中国では古くから即効性のある薬用として食していたとか。脂質・糖質・たんぱく質・ビタミンA、B群・ビタミンC・鉄分・カリウムなど多くの成分を豊富に含んでいて、特にビタミンB1とミネラルのバランスがよく糖質が多いことが特徴。ビタミンB1は末梢神経の機能を正常に保つ働きがあり、疲労回復・食欲不振・肩こり・イライラの解消などが期待できます。

こんなに身体にいいことばかりでも、食べ方には要注意!銀杏はビタミンB6の吸収を妨げる「メチルビリドキシン」という物質を含み、大人は肝臓に解毒する酵素があるので大量でない限り中毒症状が起こるのは少ないのですが、子供は5~6粒の摂取で中毒を起こす場合があります。とくかく大人も子供も食べ過ぎには気をつけた方がいいですね。

銀杏は虫もつきにくく枯れづらい丈夫な木なので街路樹によく使われていますが、実は挿し木・接ぎ木で雄の木を植えています。雌雄の木があって見分けがつきにくいので、実が落ちない雄の木だけを選んで増やしているのです。というのも、あの独特な臭いの銀杏が道に落ちては大変!あの熟した強烈な臭いはサルやネズミですら食べようとしないといわれているほどなので、最近はクローン技術で増やした雄の木が多く植えられています。